干支 未

 
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ようこそ「イロネンド」へ! このサイトでは色粘土と羊毛フェルトで作る動物作品を紹介しています。

未-ヒツジ

初めての干支ネンドは未から。

 私が初めてモデルマジックを買ったのが1999年。猿のように作りまくって、このサイトを作ったのが確か2002年。ネンドのテンションが上がりきっていた頃、もう年賀状はネンドで作るしかないっしょ!となって作ったのがこのヒツジの親子でした。
 ネンドの写真と言ったら白い紙の上に載せて撮る脳しかなかった私は当然ヒツジもそのように。しかし白い体に白い背景じゃ寂しい。そこで考えたのが下に敷いてある緑と黄緑のマーブルな板。これで草地でも表現したかったのか?笑
 それまで年賀状の干支はすべて手描きからパソコン描きだったりして面倒だったりマンネリを感じていたので、この画期的な画に「もうこれしかない!」と干支ネンドの道を歩き始めたわけでございます。

サフォーク種に角はない。

 干支の画を作るにあたってまず考えるのが、“どの生き物にするか”。ヒツジと一言で言ってもそこには白い品種もあれば黒い品種もある。高校生の頃でこそ野生種なんて思いつきもしなかったが、今なら茶色い野生羊も考えるだろうな。で、女子高生な私が考えたのが、「ここはやっぱり黒でしょう」。当時クレイアニメの“ウォレスとグルミット”(グロミットだと思うんだけどな…)が大好きだったので、まぁ完全に羊のショーンに影響されてのことでしょう。
 決まったら情熱の赴くままに黒い顔と黒い脚、もこもこもこもこ白い毛をノリノリでつけていきました。お父さんには立派な角もつけなきゃね!と茶色い角もつけました。親子完成!
 完成してちょっと落ち着いた頃に、そういえば黒い羊ってなんて種類なのかな?と思って調べてみると、サフォーク種というらしい。説明には「雌雄無角で頭部と四肢には黒い短毛」と書いてある。雌雄無角…? 頭部は黒毛だけ…??
 手元で誇らしげに立っている3匹のヒツジはじゃあなんなんだ。もうガッカリ。子羊はまだ許せるけどお父さんとかほんとあり得ないことになっている。これからはちゃんと調べてから作ろう…と、生き物を作ることの難しさを少しだけ知ったのでした。

  • 仕様:モデルマジック 完全立体
  • 制作:2002年12月
  • 高さ:オス3cm

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